21時のシンデレラボーイ

二人で見たあの星座が 見知らぬ空に傾くよ

アニオタの妹をジャニーズ沼に引きずり込んだはなし。

 

 

カラオケの本人映像でまっすーに恋に落ちた妹が1週間で失恋した話。 - ワンダーランド

 
 
こちらの記事を見つけた時に速攻で妹に「面白いから見て!」と勧めた。
 
 
わたしの妹もまた、ジャニオタこじらせてる姉を小さい頃から間近で見ていたにもかかわらずジャニーズにはほとんど興味を示さなかった。
中学生の頃から嵐にどっぷりハマった姉をどこか冷めた目で見ながら、黒子のバスケハイキュー!!といったアニメのキャラクターが好きな、パンピ女子高生に擬態したアニオタへと成長した。2015年現在高校三年生。
特に 黄瀬くん と 飛雄 が好きらしく、部屋には無限回収とやらをしたラバーストラップがコルクボードにたくさん貼ってある。全く同じものがいくつもある。
 
 
正直怖い。
 
 
そんな妹は、2015年入ってからNEWSにハマった姉にKAGUYAやMR.WHITEを披露した音楽番組を見せられたり(強制)、ラジオを聴かされたり(強制)、来る日も来る日もNEWSの曲を聴かされたり(強制)していたにもかかわらずあんまり興味を示さなかった。
 
ていうか「これが加藤シゲアキなの?知らんかった」*1とか言い出すレベル。
 
なので件のブログ記事を読んだ際にも、「わぁ……こんなことってあるんだねぇ……わたしはそうならないようにしよ」とどこか他人事のように見ていた。
 
 
 
そんな、姉が好きな加藤さんも分からぬ妹も「手越だけはわかる」らしかった。
イッテQでの手越さんが黄瀬くんでトレスされたことがあったからだと思う。
「なんか実写版黄瀬って感じ」と言いながら、少しは興味を示してくれるようになった。
 
よっしゃ、引っかかった。ここで逃すわけにはいくまい。
 
そう思っていた矢先、事態は急変した。
 
ほんとに突然すぎて、いつのことだか覚えてない。
ある日家に帰ってみると妹が突然、大声をあげた。
 
「かなた(わたしの名前)!!!!!落ちた!!!!!ねぇ!!!!!手越かわいい!!!!!」
 
わたし
「…………は?!?!?」
 
 
「あのね、かなたがいっっっつもかけてるNEWSの曲で気になるやつあったから調べて映像も見たんだけどさ〜〜いやぁかわいいね。手越。うん、かわいい。いいね、アイドルいいわぁ……」
 
 
 
 
 
捕まえようと思ってた獲物がこちらに走ってきた、って言ったらいいだろうか。
それぐらいの驚きだった。
毎日毎日効くかわからない少量の毒を盛り続けたら突然死んだ、みたいな。
 
ちなみに、妹が気になった曲というのは「渚のお姉サマー」。見たという映像は少年倶楽部で披露されたものだったらしい。
あれ見たら、今までの妹の傾向からして増田さんのリ `▽´ノリ 「Oh Baby♪」に落ちそうなものだが、まぁいい。
 
落ちたからには責任を持たなければならない。
 
 
とりあえず手始めに、「NEWS LIVE TOUR 2012〜美しい恋にするよ〜」と「NEWS 10th Anniversary in Tokyo Dome」のBlu-rayを同時に取り寄せて見ることにした。
通称 『美恋魂』『幸福魂』。
美恋魂は見る前から「熱量が高すぎて心を決めてからでは見れない」と言った類の感想があったので、妹と共に心を決めてから見ることにした。とりあえず先に幸福魂を見ることに。
 
10周年の記念すべきコンサート。NEWSのパフォーマーとしての可愛らしさやかっこよさ、ファンとNEWSの距離感の近さ、そしてあのドームいっぱいの幸せが映像からでも伝わる感じ。どれを取ってもどストライクだった。
 
 
見終わった妹
「やだもう……ほんと手越アイドル黄瀬じゃん……辛い………」
 
 
 
そしてトドメの美恋魂。
 
終始無言。
 
2人揃って号泣した。チャンカパーナでせり上がってきたときの彼らの表情と言ったら。形容しがたい「美」がそこにあった。再始動を決めた彼らの強さに、一方でその裏に潜む脆さに、ボロボロと泣いた。
 
終わった後の妹
「やだもう好き。今まで可愛い可愛い言ってるだけだったけど、NEWS好きだ!!!手越も好きだ!!!!」
 
 
妹が手越担を名乗り始めた瞬間だった。
 
 
元々傾向があったピンク好きに拍車がかかり、ピンクが増え始めた部屋の中からはあのラバーストラップたちが少しずつ姿を消し、代わりに雑誌の付録のNEWSのピンナップが貼られるようになった。
毎日夕食後に見るものはアニメではなく幸福魂のDVD、若しくはテゴマスのDVDに。 
 
……下手したら私よりハマってるのではないか?
 
ていうか、わたしシゲ担なのにテゴマスのDVDちゃっかり買わされてるのは何でや。
 
と思い、Twitterを遡ったところ、どうやら妹に「かなたはシゲ担だけど、てごちゃんとまっすーも平等に好きでしょ?だったら買うよね?」とねだられて半ば強引に買わされてたようだった。妹怖い。(最終的には私もテゴマスのアーティスト性に惹かれてたので問題はないのだけど)
 
ここからちょっと様子がおかしいオタクになってきた妹は「てごちゃんまじ猫様」(猫みたいと言いたいらしい)が口癖になってきた。
 
「彼氏にするならまっすー、二人だけで暮らしていくならシゲ、家庭を築いていくなら小山さん。てごちゃんは……己の美意識の低さに死にたくなるから出会いたくない」
 
 
安心しろ、出会うとしてもコンサートぐらいだ。
 
 
そしてこの発言をきっかけとして、なぜか「まっすーをエア彼氏にして私は可愛くなる!」と言い出すのである。
 
 
「エア彼氏ってなに?そもそもそこは手越くんじゃないの?」
「彼氏がいるように見立てて生活すると美意識高くなるらしいよ!まぁてごちゃんのためにがんばるんだけど、実際てごちゃんをエア彼氏にしたらどこまで美を追求したらいいか分かんないじゃん?!まっすーは普通にかっこいいからエア彼氏に置いたらわたし頑張れそう」
 
 
 
 
頭おかしい……なんだこいつ……
 
 
NEWSという沼に突き落としたことを若干申し訳なく思いつつ、しばらく見守ることにした。
 
 
そしてここでNEWSの新曲『チュムチュム』の発売が決定する。インドをテーマにしたプラトニックな恋唄、灼熱アッパーソング。
 
……そもそも、インドとプラトニックと灼熱アッパーソングって共存できるのか。
 
 
 
最初、『KちゃんNEWS』で初めて聞いたときには二人揃って「NEWSってすごいな……?!」と驚愕したものだが、この曲、かなりの中毒性があって、気がつくと「チュムチュムINDIA〜♪」と口ずさんでしまう。二週間もすればなんの違和感もなく聞くことができた。
慣れって恐ろしい。
 
そしてこの曲、キャッチーな曲調とは対照的にメンバーのビジュアルが良すぎる。美の暴力である。
私は「チュムチュム出のファンが出てもおかしくはない」と思っていた。
 
 
発売日前日にフライングゲットした私は、まず初回盤Aに収録されたMVを見ることにした。もちろん、妹も一緒にである。
私がぎゃーぎゃー騒ぎながら見ている横で妹はほとんど言葉を発しなかった。じーっと画面を見つめたまま真顔だった。
 
 
終わって、一言。
 
「かなたさん、ごめん」
「は?」
 
「やばい、手越担のわたし戻ってきて!!!!まっすーが、まっすーがイケメンすぎるやばい」
 
 
?!?!?!!!?
 
 
なんと、チュムチュム出の増田担がここで出来上がってしまったわけである。
まさか自分の身内からチュムチュム出が出るとは思っても見なかったので動揺を隠しきれない。
 
でも妹は未だに「手越担からテゴマス担になっただけ」と言って譲らない。
あくまでも手越担はやめないらしい。
ちなみにここからのこじらせ具合は本格的におかしくなってきている。ちょっとした迷言集。
 
 
 
「まっすーが結婚したら学校ズル休みする」
「ましてやまっすーチルドレンなんか見たら死ぬから先に死ぬ」(?)
「ねぇねぇ、まっすーもう寝たかな(夜中一時の発言)」
 
 
「ジャニーズっていいね……一緒に年取ってくれるもんね……」
 
 
 
 
 
 
 
 
リア恋こじらせてんじゃねーか。
 
もうお手上げです。
軽率にNEWSファンに仕立ててすいませんでした!!!!!!!
 
 
みなさんもどうか……どうかジャニオタに引きずり込む際にはお気をつけください。
 
 
 

*1:昨年のTHE MUSIC DAYのシャッフルメドレー見てて田口淳之介くんを指差しながら「この人が加藤シゲアキでしょ?ハーフっぽいもんね」という具合だった